オフの練習が逆効果? 渋野日向子開幕戦予選落ちの後遺症
約3カ月遅れでスタートした今季女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」は最終ラウンドが月曜日に順延になり、渡邉彩香が5年ぶりにツアー4勝目をマーク。「オフにあまり練習できなかった」という昨季2度目の賞金女王タイトルを手にした鈴木愛もプレーオフに残る活躍をしっかり見せました。さらに、若手プロも上位争いに絡んでくるなど、いい試合でした。
その一方で、注目された渋野日向子の予選落ちは意外でした。初日にボールマーカーを戻し忘れて2罰打を科されるなど、慢心ではないけれど、集中力が欠けていました。
試合の流れの中で、当たり前のことですが、スタート前に14本のクラブを用意する、悪天候なら雨用の準備をする、などベテランでも開幕戦は初心に戻って入念に臨まなければいけません。そういう至極当然のことをミスして、もったいない部分があったといえます。
ゴルフ内容でいえば、久しぶりの大会で重圧がかかる中、オフに取り組んだショットができるか、グリーンを外した時のリカバリーはどうか、パットはちゃんと打てるのか、など確認しながらのラウンドになります。