巨人“正捕手問題”解決せず…「打てる捕手」の日は1勝3敗
巨人炭谷銀仁朗捕手(32)が先発の桜井を援護した。
2日のDeNA戦で、四回1死一、三塁から右中間を破る先制の2点適時二塁打。「先制点が欲しかった。自分でも楽になった」と振り返れば、八回にもこの日3安打目となる中前へのタイムリーでDeNAを突き放した。4打数3安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献。守っては先発桜井を8回1失点に導いた。原監督は「いや、もう見事。ベンチとしても非常にいい流れが出た」と笑顔。「インサイド、カーブを有効に使っていた」と打撃もリードも褒めちぎった。
巨人は2日現在、8勝3敗1分け。捕手は昨季に続いて今季も3人制だ。
勝率を見ると、炭谷が先発した試合は5勝0敗1分けと圧倒的。左尺骨骨折で離脱中の小林誠司(31)は2勝0敗、大城卓三(27)は1勝3敗となっている。原監督にとって悩ましいのは、負けた3試合のスタメンが全て大城という点である。チーム関係者がこう言う。
「炭谷の状態の良さは、チームが首位を走る原動力となっているが、だからといって、原監督がこのまま正捕手として一年を通じて使うかといえば、そんなつもりはないでしょう。大事な開幕前にコロナで離脱しなければ、本当は大城を『打てる第1捕手』として起用するつもりだった。しかし、大城はリード面に難がある。