契約し不良債権化 やらずぶったくり筆頭はロッテのチェン
■ルスネイ・カスティーヨ(33=レッドソックス3A)
キューバ亡命組が過大評価されていた2014年に7年7250万ドル(約76億円)という破格の待遇でレッドソックス入り。同年9月には早くもメジャーに昇格したが、その後は故障続き。変化球への対応力も低いため、16年に40人枠から外されマイナーで不良資産化することに。
昨年まで中日と巨人でプレーしたアレックス・ゲレーロも過大評価されてドジャースに4年2800万ドル(約30億円)の大型契約で入団したが、選球眼がお粗末なことと、素行の悪さがネックになってメジャーに定着できなかったクチだ。
■クリス・デービス(34=オリオールズ)
本塁打王に2度輝いた長距離砲だが、16年にオリオールズと新たに7年1億6100万ドル(約170億円)の大型契約を交わした後、極端な打撃不振に陥り、18年には規定打数に達した打者ではメジャー史上ワーストとなる打率1割6分8厘を記録。さらに翌19年には54打数連続でヒットがなく、それまでのワースト記録(46打数)を大幅に更新した。今季も1割1分5厘という無残な打率で、シーズン中にひざの故障を理由に負傷者リスト入り。
よくなる兆しがないため球団はクビにしたいのだが、そうすると22年までの年俸4800万ドル(約51億円)をタダでくれてやることになるため、まだ決断できないでいる。