契約し不良債権化 やらずぶったくり筆頭はロッテのチェン
メジャーリーグには長期契約をした後、別人のように働きが悪くなり、不良資産化する選手が少なくない。中でも不良資産化の度合いが著しいのは以下の3人である。
■チェン・ウェイン(35=元マーリンズ、現ロッテ)
元中日のチェン・ウェインはオリオールズで活躍後、2016年にマーリンズに5年8000万ドル(約84億円)の契約で迎えられた。エースになることを期待されたものの、故障続きで波に乗れずに4年で13勝19敗と不良資産化。そのためマーリンズは契約を1年残して昨年11月にチェンを解雇した。しかし、5年契約は生きており、今季マーリンズから5年目の年俸2200万ドル(約23億円)が満額支払われた。
それに対し、40人枠に入っているメジャーの現役選手はシーズンが60試合に短縮されたことで年俸も大幅にカット。それによりチェンは「今年最も稼いだ野球選手」として話題になった。もし、マーリンズをクビにならなければ、今季年俸は815万ドル(約8億6000万円)に減額されていたため、1年早いクビは彼に望外の幸運をもたらすことになった。チェンは今季マリナーズのマイナーに在籍後、9月にロッテと契約したが、23億円をゲットした後なので、こちらの方は3000万円というディスカウント価格でサインしている。