箱根駅伝は開催決定も 選手が強いられる“ピリピリの8週間”

公開日: 更新日:

 コロナ禍での開催には「周囲の環境」も無視できない。関東学連は、「感染の状況、また今後の社会情勢の変化などによっては、大会を中止する可能性もあります」と言及している。この日東京都は、新たに269人が新型コロナウイルスに感染していると発表。20代が77人で最多だった。

 同日には有識者を交えたモニタリング会議が行われ、感染状況と医療提供体制の警戒度は上から2番目の水準だった。

 また5日は、札幌のコロナ感染者数が93人で、人口約520万人の北海道で初めて100人を超えた(119人)。鈴木直道北海道知事と秋元克広札幌市長は前日の緊急会談で、ススキノの飲食店などに営業時間短縮を要請することで一致。再びコロナに危機感を募らせている。こまめな換気がしにくく、ウイルスが活発な低温・乾燥の季節はやがて南下し、関東地方にもやってくる。今の札幌は、「冬の東京の姿」と言っても過言ではない。本格的な冬に向かって感染者が激増すれば、地域住民などに「観戦はご遠慮ください」と呼びかけても舞台は公道だけに開催は厳しい。関係者は選手の理性とともに、東京都などの感染者数も気にする日々を送ることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…