右MF一番手に “天然”伊東純也が臨む代表キャリアの分岐点
同じベルギーのシントトロイデンの立石敬之CEOも「爆発的スピードを誇る彼の評価はベルギー国内でも抜群で、ステップアップの進む可能性もある」と太鼓判を押したほどだ。今季は10試合出場・2得点。「10得点・10アシストを目指しているので(もう)ちょい増やせればいい」と強い意欲を示す。
この勢いを代表にも結果で還元したいところ。
「得点に絡む部分とチャンスメーク、走るところで自分にしかできないプレーを出したい。(W杯常連国のメキシコのように)相手が強くなるとそう多くチャンスをつくれないので最後の精度が大事になる」と数少ない決定機を決め切る覚悟だ。
右MFは堂安、久保建英(ビリャレアル)、三好康児(アントワープ)に加え、前回W杯予選経験者の浅野拓磨(パルチザン)も参戦。大混戦だが、この2連戦で大仕事を見せれば不動の地位を確保できるだろう。
代表キャリアの分岐点を逃してはならない。
○いとう・じゅんや 1993年3月生まれ。神奈川県横須賀市出身。逗葉高―神奈川大。2015年J甲府入り。柏を経て19年ベルギー1部ゲンクに移籍した。17年12月に日本代表デビュー。代表19試合・2得点。身長176センチ・体重68キロ。