日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

公開日: 更新日:

 近年、中国のナマコ需要が拡大し、一昨年は1キロが5000円近くの値段で取引されていたが、今年はコロナウイルスのあおりを受けて1キロ2000円ほどになっているそうだ。

 清光さんは季節に応じて、ミズダコや昆布、スケトウダラもとる。当然、生活のリズムは時季によってさまざまだ。3月から10月末までのタコ箱漁では夜中から昼ごろまで4・9トンの漁船で過ごす。刺し網漁で行う真冬のスケトウダラのシーズンは、海の状態によって操業時間が変化する。漁に出るのは平均して月に10回ほど。海が荒れた日はタコ箱の組み立てや、仕掛け作りのほか、妻・正美さんの実家が営む農業関係の仕事の手伝いに充てるという。

 正美さんは言う。

「私の祖父も一時期は漁師だったので、結婚前は母から『漁師の嫁は大変だよ』って何度も言われました」

 当時、小学校で臨時教員をしていた一人娘を案じての忠告だった。籍を入れると正美さんは、海岸から300メートルほどのところにある清光さんの実家で、義父母と夫の弟と妹の6人で住むことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末