巨人4位・伊藤優輔 父は創業90年老舗手作りパン屋の3代目

公開日: 更新日:

 学業は優秀だった。康子さんが証言する。

「優輔が小学生の頃から『勉強もしっかりやらないと野球はやらせない』と約束していました。特別なことはやらせていませんが、中学生の時、先生に『授業をよく集中して聞いている』と言われたことはあります」

 この頃、野球もめきめき上達したが、進学先はスポーツ推薦ではなく、文武両道が貫ける高校を探した。通っていた塾の先生に勧められたのが、偏差値が70近い都立トップクラスの進学校で、野球も東東京大会で上位に顔を出していた小山台高校だったという。

「荒川区の塾なので、勉強ができる子は都立では日比谷高校、野球をやりたい子は城東高校を狙う子が多かった。それなのに、なぜかエリアが違う武蔵小山の小山台高校を勧められ、『福嶋(正信)監督が合うんじゃないか』と言われ……。正直、この時初めて小山台を知りました」(康之さん)

 かつて甲子園の常連だった埼玉の名門私立校にも合格したが、小山台を選んだ。菅直人元首相や映画監督の山田洋次氏らが同校OB。3年春に21世紀枠で甲子園に出場し、「都立の星」として注目された。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇