巨人4位・伊藤優輔 父は創業90年老舗手作りパン屋の3代目
父の影響で優輔も幼少期から巨人ファン。「松井秀喜さんが巨人最後の年の最終戦(2002年10月10日)も、まだ小さかった優輔と2人で観戦しました。49、50号を打った試合で、あれを見たら野球をやりますよね」と声を弾ませる。父の狙い通り、優輔は小学生の時にファンクラブに入り多い時は年に10回ほど東京ドームに足を運んだ。
「上原(浩治)さんや(高橋)由伸さん、イチローのモノマネが本当にうまい。よく観察していて、それを取り入れるのが得意なんです」(康之さん) 人並み外れた集中力と観察力、そして明晰な頭脳――。最速155キロ右腕は多くの武器を引っ提げ、「令和の巨人の星」を目指す。
○いとう・ゆうすけ 1997年1月14日生まれ、東京都荒川区出身の23歳。親の影響で3歳から野球を始める。尾久八幡中では荒川ウェーブに所属し、3年夏に関東4強。都小山台では3年春にセンバツ出場。中大では1年春からベンチ入り。3年春に打球を左膝に当て骨折し、4年春に復帰。3度の入れ替え戦を経験。いずれも残留に導いた。昨秋の日本選手権8強。178センチ、83キロ。右投げ右打ち。