元レスリング代表・甲斐友梨さんは今「着やせの神様」に
得意なのは、「ゆるっとなのにスッキリ見える服の構造を考える」「アイテムを単体ではなくコーディネートで捉えて着こなす」「アイテムの組み合わせでスタイル良く見せる」……。
「これに着こなし方や色の組み合わせ次第で、体形を感じさせない装いができるんです」
原点は高校時代にさかのぼる。
「洋服が大好きで、入学後に一時、ギャルをやってたくらいオシャレ願望は強かったんです。でも小学生から柔道、高校からレスリングに打ち込んでましたから、肩や二の腕、腰、太ももは筋肉モリモリ。アスリートの鍛え上げられた体幹は、ローマ時代の彫刻を見るかのようにとても美しいと思うのですが、体形に見合った服は皆無。ファッション性は二の次、三の次でした。それが悔しくて悔しくて……」
レスリング界から引退するに当たり、「女子アスリートはみんな同じような悩みを抱えているのではないか。そんな女子のためのブランドを立ち上げよう! とひらめいた」という。
■3年間、時給850円のアパレル販売員に