オリ山本由伸がイチロー以来の大台突破 早期渡米の可能性
「その日」が訪れるのも、そう遠くないかもしれない。
昨15日、オリックスの山本由伸(22)が契約更改を行い、6000万円アップの1億5000万円を勝ち取った。高卒5年目で大台を突破するのは、オリックスではイチローに続く2人目。投手に限れば球団初だ。
今季は8勝4敗、防御率2.20。149奪三振は千賀(ソフトバンク)と並ぶリーグトップタイの数字だ。
昨季も最優秀防御率(1.95)に輝くなど2年連続で投手タイトルを獲得しており、22歳ながら球界を代表する投手へと成長した。
そんな山本に、メジャーリーグが目をつけないわけがない。昨年のプレミア12ではセットアッパーとして5試合に投げ、防御率1.80。メジャースカウトが注目するきっかけを作った。山本自身も「さらに高いレベルでやりたい」と発言している。
問題は渡米時期だ。山本が海外FA権を取得するのは、順調でも2028年シーズン中。その前にメジャー挑戦となれば、ポスティングしかない。近年はどの球団も海外FA前年に入札制度を認める傾向があるものの、それでも当分は先だ。