ソフト千賀と広島誠也にMLB熱視線 五輪は“大発表会”になる
メジャー挑戦の準備着々
一方の鈴木は、着々とメジャー挑戦の準備を進めている。
昨オフに元新体操日本代表の畠山愛理と結婚。今春、その畠山が所属するマネジメント会社と契約した。その会社は元メジャーリーガーの上原浩治氏が在籍しており、バックアップには事欠かない。前出の米球界関係者がこう言う。
「広島は過去に前田健太や菊池涼介のポスティングを容認しており、早ければ来オフにも、認められると聞いています。本人もかなり前向きだという感触も得ている。昨年のプレミア12では日本の4番として、大会を通じて打率、本塁打、打点、得点の4冠を獲得。素質はもちろん、高い対応力も見せた。東京五輪を視察できれば、特に注目をしたい選手です」
メジャーは今年、コロナ禍により日本国内の視察がかなわず、過去の評価の蓄積と、試合映像やデータで選手の評価を下す必要があった。東京五輪が有観客で開催されれば、各球団の編成幹部が千賀と鈴木のプレーを直接見て、評価を下すことができる。日本のエースと4番は来夏、メジャーからひときわ、熱視線を送られることになりそうだ。