田口麗斗の電撃トレード惜しむ声…巨人ムードメーカー失う
「7年間は非常に濃い時間でした。ヤクルトスワローズでも応援してもらえるように頑張ります」
1日、巨人からヤクルトへのトレードが決まった左腕の田口麗斗(25)が巨人を通じてこうコメントした。
田口は広島新庄高から2013年ドラフト3位で入団。171センチと小柄ながら、制球力を武器にプロ3年目の16年に10勝をマークすると、翌17年も13勝。しかし、18年以降は中継ぎ降格も経験するなど、安定感を欠いていた。勝負の年だった今季は、キャンプ初日に左手皮膚の炎症でブルペン入りを回避すると、3日目に右太もも裏の張りで帰京。原監督も「職場放棄だ。戦う前にケガをした」と、手厳しかった。
巨人は選手層が厚い上に、チーム周辺では「いよいよ見切りをつけられた」との見方もあるが、先発投手不足が顕著なヤクルトなら、先発としてフル回転できるともっぱらだ。
「明るい性格で人懐っこい。ヤクルトでもすぐに溶け込めるでしょう」
と、巨人OBが太鼓判を押す。