森氏は反省ゼロ!いまだキングメーカー誇示し地元誌で放言
女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会トップの座を追われて1カ月あまり。森喜朗前会長に反省の色は全くない。
地元・石川の北國新聞が発行する「月刊北國アクタス」(4月号)で「私に対する批判は意図的なものもあった。オリンピックを中止させようという意図を持った勢力があおったんだね」などと、勘違い全開の言いたい放題だ。
森氏の放言が7ページにわたって掲載されたのは、北國アクタスのインタビュー連載〈森喜朗が語る「あのこと」〉の最終回。タイトルは〈会長交代の舞台裏〉だ。「官邸の人たちの意見」は「なぜ国会議員から擁護の声が一切出なかったのか、森さんの世話になった人はたくさんいるし、細田派の人だっている。なのに、なぜみんな口をつぐんだのか。結局、国会議員のスケール(器)が小さくなったということじゃないか」だと持論を展開した。
■援護しない岸田前政調会長に「宰相の器じゃない」
そして、自民党の旧森派である細田派の世耕弘成参院幹事長や高木毅元復興相、子飼いの馳浩元文科相らから激励があったと言いながら、「外では黙ってるもんな」と恨み節。中でも、ケチョンケチョンだったのが岸田文雄前政調会長だ。