阪神矢野監督は藤浪嫌い?好投でも継投策裏目で勝ち星逃す
またも、勝ち星をつけられなかった。
阪神の藤浪晋太郎(26)が2日の中日戦に開幕戦以来、2度目の先発登板。5回2失点で降板した前回登板以上に落ち着いた投球を見せ、6回まで99球を投げ、1失点と好投していた。すると矢野監督は六回で藤浪を降板。継投策に出たが、これが裏目に。七回こそ岩貞が抑えたものの、八回にはセットアッパーの岩崎ではなく、加治屋がマウンドへ。アッサリと同点に追いつかれると、続く小林も大島に逆転の適時打を浴び、ジ・エンド。最終的に八、九回の2イニングで大量5点を奪われ、痛恨の逆転負けを喫した。
阪神は昨年、救援防御率がリーグトップの3.39を誇ったものの、勝ちパターンの一角を担ったエドワーズは助っ人の出場枠の問題で二軍調整中。この日八回に岩崎を“温存”したのは、1日の広島戦で1回31球を投げたことを考慮したようだが、この日の藤浪なら七回まで引っ張れたのではないか。
ヤクルト相手に開幕3連勝した半面、広島戦は1勝2敗で負け越し。この日の逆転負けで4勝3敗となった。阪神の戦力はリーグ屈指といわれている上に、DeNAのようにコロナ禍による助っ人不在がモロに成績に影響しているチームもある。多くの助っ人がプレーしている阪神は今のうちに貯金をつくっておくことに越したことはないはずだが、やっぱり阪神の優勝は矢野監督の采配次第か。