なでしこジャパン「替えのきかない6選手」とは誰のこと?
オーバーエージ(OA)枠も含め、選手を18名に絞るのはかなりの難題であり、横内昭展監督(日本代表コーチ)も、うれしい悲鳴をあげているかもしれない。
そして女子である。
男子と同様、中2日で移動してからのパナマ戦だったが、6人の選手が連続してスタメン出場を果たした。
おそらく<替えのきかない>選手なのだろう。その6人とは右SB清水梨紗、CB宝田沙織、ボランチでキャプテンのMF中島依美、パラグアイ戦は右MFで、パナマ戦は左SBで先発した北村菜々美、そして2トップを組んだ菅澤優衣香と岩渕真奈だ。
この6人にパナマ戦はベンチを温めた左SB鮫島彩、CB南萌華、今回は招集を見送ったCB熊谷紗希、さらにパナマ戦でゴールを決めたサイドMFの長谷川唯と籾木結花がチームの主軸になるだろう。
高倉監督も「いろんな意味で青写真はできあがりつつある」と自信を深める。
チームへの合流が遅れた長谷川は、パナマ戦しか出られなかったが、彼女が中央に入ると岩渕が左に流れ、2人のコンビネーションから効果的な崩しを見せた。特に菅澤の3点目は、岩渕のロングランから生まれた鮮やかなゴールだった。