G貧打に原監督耐えられるか 解消に囁かれる得意のトレード
そこで浮上するのが、トレードである。13日に決勝弾を放った広岡や香月といったトレード加入選手がいぶし銀の働きを見せている。昨季楽天で開幕二軍だったウィーラーは、巨人にトレード移籍して重宝される。今季の開幕当初は、貧打線の中で打撃好調。日本球界が長い(7年目)助っ人は頼りになることを証明している。
さる球界関係者がこう言った。
「『二の矢、三の矢』と早めに手を打ってくるのが原監督。巨人は実績があって二軍でくすぶっている大物や有望な若手らを幅広く調査しています。この日、隔離が明けて二軍練習に合流したソフトバンクのウラディミール・バレンティン(36)が候補との情報もあります」
層が厚いソフトバンクでバレンティンは完全に余剰戦力だ。昨季は打率・168。日本シリーズでも出番はなかった。36歳で年俸5億円。他球団ならとても手を出せないが、助っ人であふれ返る巨人において、外国人枠ではなく、「日本人扱い」というのはおいしい。9年間ヤクルトに在籍していたため、セの投手に慣れているというメリットもある。期待の新顔2人が打てばいいが、揃ってコケるようなら、最後の救世主はこの男だともっぱらだ。