二階氏「五輪中止」発言で晴海フラッグは“負の遺産化”回避
「これ以上とても無理だということだったら、これはもうスパッとやめなきゃいけない」
新型コロナウィルスの変異株の広がりなど、感染者数が再び増加するなか、自民党の二階俊博幹事長が、ついに“オリンピック中止”に言及した。
15日、TBSのCS番組の収録に出演した二階氏は、司会者から中止の選択肢を問われ、「それは当然だ。オリンピックでこの感染病をまん延させたら、何のためのオリンピックか分からない。そこはその時の判断で良い」と答えた(その後、同日に「何が何でも開催は違うの意」などと釈明文書を発表)。
共同通信の世論調査では、国民の70%以上が「オリンピックの中止、もしくは延期」を求めている中、与党の大幹部がその可能性に明言したことで、中止に現実味を帯びてきた。
不動産ジャーナリストの榊淳氏は、オリンピックの中止がプラスに働くと指摘するのが、延期で塩漬け状態になっている集合住宅「晴海フラッグ」だ。
■選手村でクラスター発生の可能性も