DeNA借金11…三浦監督もう使えない「助っ人不在」の言い訳
「助っ人案件」は解決したはずだが……。
リーグ最下位に低迷するDeNA。開幕6連敗と出はなをくじかれ、16日現在借金11。首位の阪神とは10.5ゲーム差がついている。苦戦の一因はコロナ禍によって外国人選手の来日が遅れたこと。ビザの発給が凍結され、育成を含む10人全員が来日できないまま開幕を迎えた。外国人選手が一人も来日できずにシーズンを迎えたのは12球団でDeNAだけ。助っ人への依存度が高いチームには致命傷となった。
フロントの失態も大きい一方、何が起こるか分からないコロナ禍の中で「助っ人ありき」で考えていた三浦監督の責任も無視できない。
西武の辻監督はキャンプイン前の今年1月時点で、「(助っ人は)開幕には間に合わないと思ってやった方がいい」と覚悟を口にしていた。実際に開幕戦は日本人選手だけでスタメンを組み、勝利を手にした。
同じ頃、三浦監督は「最悪の場合はそういう事態もあるかもしれないが、何とか間に合ってくれるだろうと考えています」と楽観視。2カ月後、その「最悪」が訪れることになる。すでに助っ人は合流。16日の巨人戦ではソト、オースティンがスタメン出場したものの、0―7と惨敗である。