松山は通算3オーバー…ラフに苦戦し出だし4ホールで大崩れ
【全米オープン】第2日
前日、2アンダー5位タイと絶好ポジションにつけた松山英樹(29)だったが、イン発進の2日目は出だし4ホールで貯金を一気に吐き出した。
「自分が思ったショット、パットが打てずに流れが悪かった」(松山)
出だし10番は2打目をグリーン左奥に打ち込むと、粘りのあるラフに苦しめられ5オン1パットのダブルボギー。
続く11番のティーショットはグリーンをオーバー。救済を受けるも、2打目が寄らず2パットボギー。
12番も右ラフから3打目がグリーンをとらえられず4オン2パット。
そして13番は1メートルのパーパットを外して3パットボギー。スタート直後の4ホールだけで6つもスコアを落とした。
この日のフェアウエーキープは6ホールとショットが乱れ、ヘッドに絡みつく洋芝にボールコンタクトがうまくいかなかった。
「ラフはポアナ芝、キクユ芝、ライグラスが混じり、抵抗が大きくヘッドの抜けがすごく悪い。ショットを曲げて深いラフにつかまったら1打ペナルティーを覚悟しなければいけないでしょう。グリーンのポアナ芝は芝目がきつくボールが跳ねてラインに乗せるのが難しい。これから風が吹いてグリーンが硬くなれば、さらにコースの難易度が増すでしょう」(ゴルフライター・吉川英三郎氏)
14番以降は2バーディー、1ボギーと持ち直し、通算3オーバーでホールアウトした。
「昨日みたいにいいプレーをすればチャンスはあると思う」(松山)というが、メジャータイトル取りは厳しくなった。