大谷「本塁打王」獲得へ“カモ”レンジャーズと11試合 テキサスの気候と弱体投手陣が強力後押し
リアル二刀流に沸いたオールスターが終わり、米大リーグは日本時間17日に後半戦が開幕した。
大谷翔平(27)のエンゼルスは本拠地で菊池雄星(30)のマリナーズとの3連戦で後半戦の幕を開けた。
メジャートップの33本塁打で前半戦を折り返した大谷は本塁打王のタイトル獲得に加え、史上6人目となるシーズン60本塁打の大台到達にも期待がかかる。
2001年のボンズ(73本=ジャイアンツ)、ソーサ(64本=カブス)以来20年ぶりの「60本塁打クラブ」入りを狙う大谷にとっては、同じア・リーグ西地区のライバル球団から本塁打量産が見込めそうだ。
■本塁打が出やすいアーリントンの風向き
大谷がカモにしそうなのは後半戦11試合を残しているレンジャーズだ。敵地テキサス州アーリントンは5月からシーズンが終了する10月上旬まで気温40度を超える猛暑日が続く。7月以降は湿度が高まるとはいえ、風向きの関係から本塁打が出やすいといわれる。昨年開場の「グローブライフ・フィールド」は屋根付きのドーム球場ながら、今季は新型コロナウイルス感染防止のため、屋根を開放するのは珍しくない。エ軍は敵地アーリントンで7試合組まれているだけに、球場の特性が大谷を後押しする可能性がある。