東京五輪でメダルを「手にした」稲見萌寧と「逃した」畑岡奈紗の大きな違い
ジャンボ尾崎は、「インパクトは点ではなく、ゾーンだ。ボールを叩かずにフォロースルーで飛ばすんだ」と軍団若手に教えた。
ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーではジュニアにも、「とにかく振れ、叩かずにしっかりと振り切ればボールは曲がらずに飛んでいく」と指導している。稲見のスイングはボールをひっぱたこうとしないで、常に同じテンポで最後まで振り切って、フォロースルーで飛ばすというジャンボの言葉がぴったり合うスイングだった。
稲見のティーショットは平均飛距離247.4ヤードで、五輪出場60選手中43位。そして、フェアウエーキープ率85.71%は1位だった。