2人の“ルーキー侍”栗林良吏と伊藤大海に懸念される東京五輪フル回転の反動

メダルを授与され笑顔の栗林（上）と伊藤（手前）／（Ｃ）JMPA

　準決勝の韓国戦で、相手打者から「ロジンバッグの粉でボールが見えない」とクレームをつけられるも、直後に再びロジンを手のひらで弾ませて“追いロジン”。強心臓だと話題になったが、SNSで誹謗中傷の的に。自身のツイッターで持論を展開するも、炎上はしばらく続いた。

　SNSでの中傷問題は他競技のアスリートも苦しさを吐露。毅然とした態度で応じた伊藤も、実は精神的ダメージを受けていると心配されている。伊藤の復帰戦は17日か18日のオリックス戦が濃厚とみられているが、メンタル面の回復に時間を要するかもしれない。

　栗林も伊藤も、チームは最下位争いの真っ最中。優勝やＡクラスを争っていないのは、不幸中の幸いか……。