明桜・風間球打は2回戦で散るも…評価を上げたマウンドへの「適応力」
馬淵監督が率いる明徳義塾(高知)の戦略勝ちだった。22日の明桜(秋田)戦のことさ。
明桜には今大会ナンバーワン投手と称される最速157キロ右腕・風間球打がいる。その風間を攻略するために、明徳の打者は待球を徹底した。少しでも多くの球数を放らせ、スタミナを奪うためだ。その結果、風間は6回で139球も投げさせられ6安打2失点、5与四球でKOされた。
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この日の風間の最速は152キロだった。雨でノーゲームになった12日の帯広農戦は最速149キロ。その仕切り直しで行われた15日の最速は150キロだ。「自己ベストとの差が激しいんじゃねえか」なんて声が聞こえそうだが、これは甲子園のマウンドとの相性によるものだろう。
風間は速球派投手に多い「上体先行型」。極端に言うと、上半身を突っ込むように投げている。この投げ方だと、踏み出した前足をマウンドに突き刺して固定することが不可欠だ。