大谷翔平2ケタ勝利のカギ握るのは「打者・大谷」 主力2人が離脱中、味方打線援護も望み薄
オ軍投手陣はア・リーグワーストのチーム防御率5.79と先発、リリーフとも崩壊状態だけになおさらだ。
大谷は登板時に打席にも立つリアル二刀流で今季15試合に出場。そのうち本塁打を放ったのは4月5日のホワイトソックス戦、今月19日のタイガース戦の2試合のみ。リアル二刀流時の打撃成績は46打数12安打の打率.261、2本塁打、7打点。登板時は心身ともに負担が大きいとはいえ、やや精彩を欠いている。
エ軍はトラウト、レンドンの主力打者2人が故障で離脱中。現在は今季途中から昇格したルーキーや実力の劣る中堅選手で賄うなど台所事情は苦しい。
大谷は現在、本塁打(40)、打点(88)の打撃2冠が射程圏内。さらに、規定投球回に達していないながらも、内容が安定しているだけにサイ・ヤング賞候補の呼び声も高い。
勝負強い主力打者2人が不在である以上、大谷が頼れるのは自身のバットになる。