エンゼルス大谷44号ならず レ軍左腕に4打数無安打…本塁打王争いライバルのペレス2本差で猛追
エンゼルス・大谷翔平(27)が、足踏みである。
日本時間6日のレンジャーズ戦は「2番・DH」でスタメンに名を連ね、4打数無安打1四球3三振。2戦連続本塁打はならなかった。
この日の大谷は相手の先発左腕ハーンを攻略できなかった。一回には直球を打ち損じて、珍しくボテボテの一ゴロ。その後もハーンの150キロ台半ばの直球で2打席連続三振に倒れた。八回に2番手右腕から四球を選んで出塁し、今季23個目の盗塁を決めたのが唯一の見せ場だった。
ここにきて、ライバルの勢いが止まらなくなってきた。後半戦に入って調子を上げ、前日までに大谷を3本差で追っていたロイヤルズ・ぺレス捕手はホワイトソックス戦で3打数1安打3打点。一回に先制の41号3ランを放ち、二刀流との差を縮めたうえに、打点(102)はリーグトップのホワイトソックス・アブレイユ(103)とは1差。ジョニー・ベンチ(レッズ)が1972年に達成して以来49年ぶりの捕手による2冠も完全に射程に捉えた。
大谷は1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりとなる同一シーズンでの「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」がかかる。
歴史的な偉業達成に向けて大谷とぺレスによる争いが熾烈になりそうだ。
パイレーツ・筒香はカブス戦に「2番・右翼」でスタメン出場し、一回に先制の7号ソロ本塁打を放った。