大坂なおみは得意の全米OP敗退で涙の会見…必要なのは「休養」より多くの「敗戦」

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 ならば、精神面のモロさは何が原因か。どうすれば解決するのか。

「大坂に欠けているのは実戦です。全仏の会見拒否以来、実戦が不足していることに加えて、2回戦が不戦勝。1回戦に完勝してリズム良く試合をこなしたかったはずなのに、中3日で3回戦を迎えることになった。あれこれ余計なことを考える時間ができたのはマイナスだったと思う。さらに言えば、大坂はもっともっと負け試合を経験すべきです。負けを経験することで精神面はより強くなり、ズルズルといきにくくなる。全仏の優勝者が14年から8年間、毎年違うように、いまの女子は戦国時代。4大大会を勝ち続けるような圧倒的な力をもった選手はいません。むしろ負けを経験して強くなっていく選手の方が多い。大坂はもともと引っ込み思案なタイプですけど、負けても負けても試合に出続け、もっと自分をさらけ出していった方がいい。休んでいる場合じゃないと思いますね」(武田氏)

 いまの大坂に必要なのは「休養」ではなく、より多くの「実戦」、というか「負け試合」というのだ。

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