大坂なおみは得意の全米OP敗退で涙の会見…必要なのは「休養」より多くの「敗戦」
「しばらく競技から離れようと思っている」
大坂なおみ(23=世界ランク3位)が、全米オープンテニス女子シングルス3回戦で同73位のフェルナンデス(19=カナダ)に敗退。試合後の会見で涙ながらに発した言葉が波紋を呼んでいる。
2018、20年の同大会を制覇。舞台は勝手知ったるニューヨークで、得意のハードコート。相性バツグンの大会で3回目の優勝を狙いながら新鋭に逆転負けを食らったショックなのか、今季は試合に出ないのではないか、もうテニスは辞めてしまうかもしれないといった臆測が飛び交っている。
「大坂に勝ったフェルナンデスは、全仏オープンジュニアで優勝したサウスポー。粘り強く、小技のうまい選手です。2回戦で老練なテニスをするカネピ(36)を下した勢いがあり、自信をもって大坂との対戦に臨んでいました。そこへいくと大坂はミスをきっかけに心を乱し、自らガタガタと崩れていった。このモロさは、巷間言われるようなメンタルヘルスの問題ではないと思う。休んだからといって解決はしないでしょう」(スポーツライターの武田薫氏)