元世界ミニマム級王者・宮崎亮さんは亀田興毅氏のボクシングジムで現役復帰!
「ガックリ、ですわ。でもしゃあない。練習時間が増えたと思って仕切り直しやね」
復帰戦後、3年前に入籍しただけで結婚式をしていない奥さんと挙式の予定だった。それも時期をずらすことになりそうだ。
「同学年の嫁とは7年ほど前に知り合って、30(歳)で入籍。一番しんどい時でも、ずっとそばにおって励ましてくれた最高の嫁です」
宮崎さんと、先日3回目の防衛に成功したWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔は高校ボクシング界の名門・興国高校の同期。宮崎さんは同高3年だった06年にプロデビューし、引き分けを挟んで無敗のまま12年12月にWBA世界ミニマム級王者のベルトを奪取。2度の防衛後、タイトルを返上し、ライトフライ級に転向。初戦で敗れたものの、その後は4連勝した。そして、16年8月にWBA世界ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)に挑んだが敗れてしまい、ライセンスの更新をしないまま引退した。
なぜ、更新しなかったのか? 古参のボクシング記者が解説する。
「宮崎君は、当時所属していたジムのマネジメントに不満があって、やる気をなくしたんですよ。後援会がいくら応援しても、彼に届く前にゴッソリ中抜きされる。それが目に余ったので他のジムに移籍したかった。でも、その頃の業界の暗黙のルールでは多額の移籍金が必要だったんです」