白鵬“誓約書付き”「間垣」襲名承認で露呈した嫌われぶり 協会は“第2の貴乃花”化を大警戒

公開日: 更新日:

 角界には貴乃花という前例がある。現役時代は洗脳騒動や親兄弟の確執など世間を騒がせたものの、こと相撲に関しては真摯。貴乃花を毛嫌いする親方衆ですら、「常に正々堂々。横綱としては非の打ちどころがなかった」と認めている。

 それが引退後に暴走。権力を求めて理事選に強行出馬し、最終的に執行部にケンカを売って協会を退職するハメになった。

 横綱として立派だった貴乃花ですらそうなのだから、現役時代から唯我独尊の白鵬がおとなしくできるかどうか、協会が警戒するのも当然だ。

「例えば『憎らしいほど強い』と言われた北の湖さんは、現役時代の功績だけで理事長になったわけではない。新米親方時代、巡業先で土俵を立てる柱の穴を率先して掘るなど謙虚さがあったからこそ人望を集めたのです。駆け出し親方なのに横綱同然の振る舞いをしていれば、総スカンを食いかねません」(前出の親方)

 この日は協会を訪れ、師匠の宮城野親方と共に誓約書にサイン。これを守れなかった場合は、親方としてふさわしいかどうか、再び審議が行われる。10月1日に引退会見を行う白鵬。派手好きの目立ちたがり屋がどこまで辛抱できるか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動