阪神・青柳が11勝目!「優勝&投手2冠」なら年俸爆上げ3倍増の“バラ色のオフ”
トンネルを抜けた。5試合、白星から遠ざかっていた阪神右腕の青柳晃洋(27)が、DeNA打線を6回2失点に抑え、リーグトップタイの11勝目を挙げた。
「初回から援護をしてくれた野手の方々に感謝です。2失点をしてしまいましたが、なんとか粘りの投球ができました」
9月に足踏みしていた青柳だが勝率(.688)もリーグトップ。防御率(2.69)は同2位だ。ドラフト制以後、阪神で最多勝と最優秀防御率のタイトルを同時に獲得したのは2003年の井川慶(20勝5敗、防御率2.80)しかいない。当時の井川はすでに1億円プレーヤー。18年ぶりの優勝に貢献したことで、翌年は2倍超の2億1000万円にアップした。
年俸5000万円の青柳は3冠の可能性がある。実現すれば年俸更改が楽しみだろう。
参考になるのは10年の広島・前田健太だ。当時、高卒4年目の前田は球団史上初、セでは11年ぶりとなる投手3冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振)に輝き、4800万円の年俸は1億5000万円まで跳ね上がった。