伊藤将司は毎年1月1日に監督宅へ押しかけ打撃練習をおねだりした

公開日: 更新日:

「テレビゲームよりも野球をしている方が好きな子だった。元日に突然電話がかかってきたと思ったら、『ティーを上げてほしい』『打たせてほしい』と言って、自転車で私の家まで押しかけてきたことが何度もあります(笑い)。ウチの敷地には子供たちが練習できるように、ネットで仕切った打席が4つありますからね。休みの日に練習しに来る子はちょくちょくいましたが、元日に来たのは後にも先にも伊藤だけです」

 中学を卒業してからも宮園さんとの交流は続いている。横浜高やJR東日本時代は帰省するたびに宮園さんに一報を入れることを欠かさなかった。成人式の式典に臨む直前には、正装で宮園さんの自宅まで挨拶に出向いたという。

 二十歳を越えてからはお酒を酌み交わし、一緒にゴルフをプレーする間柄だ。

「『連れて行ってください』と誘ってくれるんです。可愛いですよ。ただ、コロナ禍で今は会いにくいし、我々の行きつけだった牛タンのおいしい居酒屋『花たば』はマスターが亡くなり、閉業してしまいました。ドラフトが終わってすぐの、昨年12月のことです。このマスターは伊藤が小学生の頃から応援してくれていた地元の方で、店の大黒柱には伊藤の身長の記録が刻まれているんですよ。こんなに活躍することになるとは……。マスターと一緒にその姿を見たかったですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末