S.ノリスも古江彩佳もパット巧者…スコアメークのカギはショットかパットか
ショットは狙い通り真っすぐ打ってもディボット跡に入ったり、キックが悪くバンカーに入るなどのアクシデントがあり、スコアを崩す原因になります。ところがパットのうまい選手ならパーオンを逃してもリカバリーからスコアを崩さずに済みます。
だからパットのうまい選手のほうが有利といえます。ノリスはたとえ長い距離が残っても打ちやすいラインに乗せて、必ずOKの距離に寄せるなどグリーン上で不安が見当たりませんでした。それに勝つ選手は絶対にカップをショートさせず、必ずオーバーさせてきます。安定したパットは競う相手にプレッシャーを与えることもできます。
18ホールすべてパーオン、2パットなら72ストロークです。それだと36パットになり、プロの世界では30パットを切らなければ勝負になりません。
米ツアーで戦う松山英樹は「ザ・CJカップ@サミット」を59位に終わり、最終日は短いバーディーチャンスを何度も外しました。
「流れがつかみきれないのはパッティングにあるのでなんとかしたい」とショットに手ごたえをつかみながら、グリーン上を課題に挙げました。