巨人ベンチ無策の2戦連続完封負けでほぼ終戦…OB高橋善正氏「勝てるはずない」とバッサリ

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 CSファーストステージの阪神戦から中4日で登板した菅野は、二回に1死満塁のピンチを招くと、西浦に中犠飛を許して1点を先取された。六回2死二、三塁から西浦を申告敬遠し、満塁策を選んだものの、代打・川端に押し出し四球を与えた。さらに続く塩見に走者一掃の左中間三塁打を許し、5失点でジ・エンドとなった。

「中4日の菅野は粘っていたし、責められません。むしろ第1戦の先発が、今季2勝8敗で7月(7日)以降、勝っていない山口だったのが疑問。後半戦はガス欠を起こしていましたから。ヤクルト戦の防御率がそこそこ(2試合で3.12)で、他の先発陣の相性が悪く、消去法で投げさせたのだろうが、初戦の2番手で登板した戸郷は2回無失点と好投しただけに、人選ミスと感じた。ヤクルトとは11ゲーム差なので、実力差といってしまえばそれまでだが、この2連敗でほぼ終戦となってしまっただけに、ベンチの責任は重いですよ」(高橋氏)

 原監督は試合後、「1点……1点も取れていないっていうね……。明日からまた頑張ります」と歯切れが悪かった。アドバンテージの1勝を含め、0勝3敗となった巨人は、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。

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