消息不明だった彭帥さんとIOCバッハ会長がテレビ電話会談 “ぼったくり男爵”なぜ出てきた?
中国に対しては、新疆ウイグル自治区の人権状況をめぐり、欧米各国や日本などが国連で懸念を示す共同声明を発表。さらに彭さんの問題が長引けば、北京五輪も日米や西側諸国がそろってボイコットした1980年のモスクワ五輪のような事態になりかねない。中国政府のメンツは丸つぶれになるし、巨額な放映権料を握るIOCも大慌てになるのは間違いない。
そこで事態の収拾に乗り出してきたのが、新型コロナで中止が叫ばれた東京五輪を強行開催にこぎつけた“ぼったくり男爵”こと、バッハ会長だったのではないか。ネット上では<中国政府にいくらもらったのか><人権よりも金か>といった声が出ているが、彭さんとのテレビ会談に対して憶測や誤解を招かないためにも、まずはIOC会長として中国の人権問題に対する考えをきちんと示した方がいいのではないか。