日本女子ツアーはバカ高い賞金に見合うだけの内容には程遠い
そうした要素を支えているのはひとえにファンの存在である。だがプロゴルフだけは、主催者(大会冠スポンサー)が第一で、ファンは二の次だ。
まず大会はプロアマに重きが置かれ、女子プロによるスポンサーのゲスト接待が何よりも大事だ。だから、冠スポンサーの中には「プロアマさえ終われば、試合はどうでもいい」というところもある。だから、悪天候になれば簡単に競技を短縮する。
ライブ中継が当たり前というスポーツ界の常識とかけ離れて、テレビは録画放送が多く、最近はネットだけで、テレビ放映がないこともある。他のスポーツ界が、なんとか有観客開催に向けて努力をしている中で、相も変わらず無観客試合が多い。
■女子大会を見なくても誰も困らない、痛くもかゆくもない
女子プロを束ねる日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)もグローバリズムとは真逆のガラパゴス化に突き進んでいる。
以前はQTに門戸を広げ、海外からの挑戦者を受け入れてきた。ところが今ではプロテストに合格した正会員でなければ、QTを受けられない閉鎖的なシステムに変更した。