大阪桐蔭・松尾汐恩にプロスカウト垂涎! 来秋ドラ1有望「打てる捕手」につく値段
大阪桐蔭(近畿・大阪)が25日、広陵(中国・広島)との決勝で18安打11得点の猛攻。11-7で大会初優勝を飾った。西谷監督は「なかなか取れないタイトル。今年のチームがしっかり乗り越えてくれてうれしい。(部員)41人の勝利」と振り返った。
4点リードの四回だ。来秋のドラフト候補で「3番・捕手」で出場した松尾汐恩(2年)が左翼席へ3ラン。七回にもこの日2本目となるソロ本塁打を左越えへ運んだ。「このチームは自分以外、夏はメンバー外。自分が引っ張っていく意識でやっていた。しっかり対策して本塁打につながって良かった」と充実感をにじませた。中学時代は遊撃手としてボーイズ日本代表に選ばれた逸材。昨秋、チーム事情により遊撃手から転向した捕手歴はまだ1年だ。
セ・リーグのスカウトはこう見る。
「とにかく肩が強くて足も速い。ただ、打撃面は課題がある。ちょっとクセがあって、タイミングの取り方があまりうまくない。上体に力が入り過ぎるところがあり、それにドアスイング気味。ただ、これは修正できます。現段階では『上位指名候補』というくくりです」