<10>中国人選手は話しかけてもスルー…今でも気になるトリノの銅メダリスト
彼女にも話しかけたけど、やっぱり無視。それなのに、逆転されて彼女の銅メダルが決まると、急に近くに来て満面の笑みを見せてきた。挑発的な笑い。
日本語で「コノヤロー」くらい言おうかと思ったけど、それまで笑顔なんて見せたことがなかった選手に急にニヤリとされてビックリして固まってしまった。
■小平奈緒は北京五輪に備え中国語を勉強中
あのときのレースは1本目、私のタイムは3番目、任慧選手は6、7番目くらいだった。それなのに、2本目の任慧選手のタイムを見ると全体1位。金メダルを取ったスベトラーナ・ジュロワより速かった。今でも「1本目と2本目の間に何があったの?」と聞きたくてしょうがない。何か飲んだ? 漢方? って。
北京五輪まであと2カ月。きっとまた直前になって中国の選手が台頭してくるだろうと思う。そんな中、4度目の五輪出場が確実となった小平奈緒選手はコトバでも北京五輪に備えている。先日、こんな会話をした。