巨人・中島宏之が年俸5200万円で現役続行 球団最年長39歳が“生きる道”は3つある
巨人・中島宏之(39)が13日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、200万円アップの年俸5200万円で契約を更改した。
今季は81試合に出場し、打率.271、6本塁打、26打点。得点圏打率は.385と勝負強さを発揮した。来年の7月で40歳。同学年の亀井が引退したことで球団最年長となり、「若い選手たちの話を聞いてサポートして欲しいと言われている」と語った。
8月に日本ハムから同じ右打者で一塁手の中田翔(32)が無償トレードで加わった。
「これで39歳のベテラン中島は窮地に追い込まれるかと思われたが、中田は34試合の出場で打率.154、3本塁打。2度の二軍落ちを経験するなど、期待外れに終わったことで、『ナカジがいて良かった』と逆にチーム内で需要が高まった。リーグ3位で出場したクライマックスシリーズでも阪神とのファーストステージ(S)第1戦、ヤクルトとのファイナルS第2戦で一塁手として先発出場した。最後に原監督に頼りにされた一塁手は中島でしたから」(チーム関係者)
2000安打まであと101本。今季は49安打だったため、ざっとあと2年で到達する計算だ。「今はそういうことは考えず、結果的に打てたら」と言う。これも復活を誓っている中田次第ではあるが、「正一塁手候補の中田や助っ人外国人がコケた時の保険」「勝負強さを生かした右の代打の切り札」「若手のコーチ」というポジションで、現役続行の権利を勝ち取った。
2018年オフに自由契約となったオリックスから自身を引き入れたのも、中田を引き取ったのも原監督。まさに原監督サマサマである。