仕事がないプロ野球OBよ “愚かしきゆ~ちゅ~ば~”になるなよ
師走の風が吹き抜けるこの時期、プロ野球関係者、わけてもプロ野球OBと言われている昔取った杵柄たちは、どう過ごしているだろう?(どう過ごそうが別に構わんが)
最近はどこからも評論の仕事は来ない。外は寒い、コロナ禍で久しく二軍の練習場にも顔を出せなくなった。行きつけの飲み屋でクダ巻いてたら、カウンター越しにおねえちゃんから「ゆ~ちゅ~ば~やればいいじゃん」てなこと言われてその気になってみたが、はて? 自分じゃやり方が分からん。旧知のげ~の~ぷろだくしょんのしゃっちょに電話して「分かった分かった、任せれ」とかテキト~に話が進むだろう。
てめえんちの居間にカメラ持ち込んで、バックに昔もらった紅白のリボンが黄ばんだトロフィーを立て並べて。
隣には「ネット通販で洗剤売ったことありますぅ!」みたいなアシスタントおねえちゃんをはべらかして、(こいつがまた全く野球のことを知らなかったりするもんだから)癇に触る声で「えっとえっとぉ、今年のぉ、おおたにせんしゅのぉ、えむぶいぴ~はぁ、どうなるとおもいますかぁ?」とか棒読みで聞かれるのを、これまた若いねえちゃんに呑んだくれて聞かせるような気分で自慢げにベラベラと、「あのねえ、アメリカで日本選手が、そんなもん取れるわけねえじゃん」とか、調べもせずにテキト~なことをしゃべったりする。誰とは言わんが分かっちゃったか?