巨人「目玉補強」に5番候補ポランコ獲得も…2.5億円の大枚むなしく原構想に“大穴”
「左投手を苦手としていて、昨年の11本塁打は全て右投手から。対右の打率が.222なのに対し、対左は.172。速球に弱く、打率.151で特に左腕の直球は.061とからっきし。緩いカーブやチェンジアップにも対応できていない。致命的なのは出塁率が3割を切っていること。これではメジャーに残れないし、トレードにも出せません」
友成氏が続ける。
「外野の守備力にも問題があります。DRS(守備防御点)は15年が+11だったものが、昨季は-8。これはメジャーワーストレベルです。15年に20代前半でレギュラーに定着したものの、19年から成績が急降下。ケガの影響があったとはいえ、坂道の転げ落ち方がすごい。30歳でここまで衰えるのは、練習熱心でも研究熱心でもないからでしょう。過去の実績に敬意を表したとしても、現状の実力から年俸は1.5億円が限度。2.5億円分も働くかは未知数です」
これで4番・岡本の後の5番を1年間張れるかどうか。すでに獲得した独立リーガーのウォーカーは育成含み。結局、坂本、岡本、丸頼みの構図は変わらなそうである。前出の関係者は「外国人選手が全然当たらない現状がある。原監督はシーズン中の緊急補強も見越して、助っ人探しの継続を指示しているようです」と言うから、あるいは指揮官も半信半疑なのかもしれない。