北京五輪開幕直前で「バブル」に亀裂か…コロナ陽性33件発生
パンデミック発生の足音が忍び寄っているのか。
来月4日に開幕が迫る北京冬季五輪組織委員会は23日、外部との接触を遮断した「バブル内」の新型コロナウイルス検査で33件が陽性と確認されたと発表した。検査は今月4日から22日に計33万6421検体を実施。選手やチーム関係者175検体の中からは陽性は確認されなかった。
同時期に実施した北京到着時の空港検査では計2586検体(選手団175検体)中、39件の陽性が判明。開幕まで1カ月を切りながら、計72件の陽性が発覚した。
昨夏の東京五輪でも国際オリンピック委員会(IOC)の医療専門家会議座長を務めたブライアン・マクロスキー博士はオンライン会見で、「現時点では低い数字だ。東京五輪と同等か、わずかに低いくらいだ」と楽観視した。