今回は奈良原内野守備走塁コーチに頼まれての“講義”。それだけでなく、日本ハムをクビになったところを拾ってくれた恩義もあるのだろう。
楽天には辰己や小深田、田中和ら俊足選手が多いものの、彼らの足が攻撃面で生かされていたとは言い難い。特にチーム盗塁数はもっか4年連続リーグワースト。盗塁王も12年の聖沢(現球団職員)しかいない。
足の速さイコール走塁・盗塁に優れているわけではない。例えば前巨人コーチの片岡治大は脚力以上に次の塁を狙う意識が強く、さらに技術もあって西武時代に4度の盗塁王に輝いた。
俊足選手の意識が変わり、そこに西川の教えも加われば鬼に金棒。楽天にとっては近年最大の補強となりそうだ。