PGAツアー「飛距離制限」に先手か コース設定に変化、背景にUSGAやR&Aへの対策
そして最終日だけトップのラッセル・ヘンリーに1打差に迫って、ドライバーを手にしてイーグルを狙い338ヤードのビッグドライブを見せた。
同じ18番で行われたプレーオフのティーショットは264ヤード。ドライバーとクリーク(5W)との違いがあるにしても74ヤードも差があったのだ。
これは松山に限ったことではなく、2022年初戦「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」に勝ったツアー屈指の飛ばし屋キャメロン・スミスも同じだ。
4日間のドライバー平均飛距離は302.6ヤード。18番パー5ではランディングエリアがダウンヒルになっており、3日目386ヤード、最終日385ヤードだった。
その一方で9番パー5では初日261ヤード。この試合でキャメロンが2イーグルを奪ったのはいずれも5番パー5であり、初日290ヤード、2日目296ヤード。1打目にフェアウエーをキープして、セカンドショットでピンに寄せたのだ。パー5を攻めるのに、同じトーナメントでティーショットの飛距離が120ヤードも違っていた。