笑顔のMLB開幕延期会見で大炎上…“舌禍癖”マンフレッド・コミッショナーの正体
アストロズのサイン盗みに対する処分をめぐる発言の中で、ワールドシリーズの優勝トロフィーを「金属の塊」と形容。猛反発を食らい、謝罪に追い込まれたこともあるように“舌禍癖”がある。
アトランタでは長年、先住民団体と球団の間で球団名や応援の問題に関する話し合いが行われていたが、昨年ワールドシリーズが行われた際に「アトランタだけの問題」と、単なる地方の問題だと発言して先住民団体が激怒。メディアもあきれた。
「マンフレッドは物事の白黒をハッキリと言う典型的な法律家ですが、人情味に乏しい合理主義者で言葉足らずのところがあります。優勝トロフィーを『金属の塊』と表現した件にしても、言っていることは事実だが、優勝トロフィーを汚さないようにと言えば済む話でしょう」
と、野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏がこう続ける。
「選手とオーナーの間で中立であるべきコミッショナーなのにオーナー側にベッタリ。オーナーが右と言えば、右を向くタイプです。マイナー球団の削減にしても結局は人件費の削減、メジャー球団のオーナーの懐を配慮したものです。オーナーたちとぶつかってきた、かつてのコミッショナーのボウイ・キューンやピーター・ユベロスとは対照的です」
上から目線で、長いものに巻かれる人物ということか。