日本は豪州戦に勝てばW杯、負ければ…3位転落で待ち受けるプレーオフの地獄絵図
カタールW杯アジア最終予選B組2位(勝ち点18)の日本代表は、24日のオーストラリア戦に勝てば7大会連続7回目のW杯出場が決まる。
大一番を前にMF遠藤航(29)が22日、オンラインで取材に応じた。「アウェーだけど勝ち点3を狙っていきたい。でも引き分けでも悪くない。リスクを負ってまで前線に出る必要があるか。ピッチで判断する」と言えば、MF守田英正(26)も「負けが一番許されない。最悪、引き分けも考える」と意気込んだ。
引き分けた場合は3位オーストラリアとの勝ち点差は3のまま。出場権の行方は29日の最終節ベトナム戦に持ち越され、引き分け以上で予選突破が決まる。
ただし、24日の大一番に負けた場合はオーストラリアに勝ち点で並ばれ、得失点差でB組3位に転落する。A組3位とのアジアプレーオフを経て、南米5位との大陸間プレーオフへ回る可能性が高まるのだ。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「アジアプレーオフは6月7日にカタールで行われます。現段階でA組3位の可能性があるUAE、レバノン、イラクは同じ中東勢。移動距離が短く、時差や気候に慣れているという地の利がある。実力的には日本の方が上でも、苦戦する可能性があります。この試合を勝ち上がったとしても、南米5位と対戦することになり、これがまた大激戦になるでしょう」