今季のメジャー「飛ばないボール」に強打者苦戦も…“投手”大谷翔平にはメリット大
「飛ばないボール」は打者には不利となる半面、投手には有利となる。二刀流にとっては一長一短だが、投手大谷にとってメリットは大だ。
大谷は登板時のボールの感触について「シーム(縫い目の高さ)は変わらないですね。軟らかいな、ソフトだなという印象はありますけど。全体的にゴロを打たせるような感じの投球の方が比較的いい数字が残る確率は高いかなと思いますね」という。
因果関係は定かではないものの、ボールが変わったことで、大谷の球質が変化しており、直球の平均回転数(スピンレート)は昨季の2217から2248と増しているのだ。
回転数が多いほど、球にノビやキレが増すとされている。今後、キレのある直球が増えれば、変化球も有効になり、白星量産を期待できそうだ。