今季のメジャー「飛ばないボール」に強打者苦戦も…“投手”大谷翔平にはメリット大
エンゼルス・大谷翔平(27)が投打とも足踏みである。
■4勝目お預け、通算100本塁打足踏み
日本時間12日のレイズ戦は投げては6回を2安打1失点。下位の打者に許した一発に泣き、4勝目(2敗)はお預け。打っては内野安打のみの1安打に終わり、あと1本と迫ったメジャー通算100本塁打達成は14日のアスレチックス戦以降に持ち越しとなった。
大谷は昨季と比べて本塁打のペースが落ちている。639打席で46本塁打を放った昨季は約14打席に1本出た計算になるが、今季は139打席で6本。現時点では約23打席で1本にとどまっている。
今季は飛ばないボールが使用されているとされ、実際、多くの強打者が「飛距離が出ない」と口を揃える。大谷も「個人的にも感じますし、見ている感じでも、データも出るので、どのくらいのスピードで飛んでるというのは分かるので、去年よりは飛ばないという印象はあるかなと思います」と話している。
今季の最高飛距離は大谷の同僚であるトラウトの約144メートル。昨季、トップだったツインズ・サノの約150メートルと6メートルの差がある。大谷にしても昨季の約143メートルから128メートルまで下がっている。