もう誰も驚かない国内男子ツアーの凋落…スターは生まれず、今や優勝賞金も女子が高額
太平洋クラブマスターズも世界の強豪が大挙してやってきた国際試合である。73年に日本人で初めて勝ったのはジャンボであり、次に79、80年と連覇したのは76年全英オープンの出場権を現地まで行って獲得して10位だった鈴木規夫である。
今は全英だけでなく全米オープンの出場資格も国内で得られるようになった。しかし本戦に出ても決勝で上位を争う日本人選手は出てこなくなってしまった。
■男女のゴルフツアー人気も完全に入れ替わり
有望視されていながら、足踏みをしている若者が多いのはどうしてなんだろう。「鉄は熱いうちに叩け」と言う言葉があるけれど、どうして自分を追い込もうとしないんだろう。
松山英樹の後を追うのは誰か? と聞かれたら、星野陸也しかいない。身長186センチ、手足も長くゴルフ向きの体形だ。早く米ツアーに行ったほうがいい。
それには海外でも実績を残さなければならない。今年の全米オープンで一番注目しているのは星野だ。予選通過を目標にしたら2日間だけのゴルフで終わってしまうので、4日間をどう戦うかを初めから考えて欲しい。