もう誰も驚かない国内男子ツアーの凋落…スターは生まれず、今や優勝賞金も女子が高額
しかし、男子にスタープレーヤーがいなくなってしまった今、日本のプロゴルフツアーは男女の人気が完全に入れ替わってしまった。先週は男女とも4日間大会だったが、女子「サントリーレディス」の優勝賞金は2700万円。いっぽう男子の新規大会「ASO飯塚チャレンジ」は2000万円と賞金も今では男子のほうが安くなった。
女子ツアーは20歳そこいらの有望選手が次から次へと出てくるのはどうしてなのか? 今、優勝争いをしているプラチナ世代とか黄金世代といわれる女子プロは宮里藍に憧れてゴルフを始めたジュニアたちだった。宮里は身長155センチの小さな体で米女子ツアーで9勝、国内では15勝を挙げている。
ジャンボのゴルフアカデミーからも強い女子選手が出ている。男子生徒もいるのだが、女子のほうが練習のメニューを黙々とこなしているという。練習は教わったことを何度も何度も根気よく繰り返して無意識にできるようになることが大事なので、女性のほうが向いていると、ジャンボは言う。